今回は個人的ナレッジの紹介パート2です!
この個人的ナレッジは2回目になるのですが、またやろうと思ったのは何故かと言いますと。
実は前回の記事で思いの外、嬉しい感想を沢山もらえたからなんです!
※前回の記事はこちらです。まだの方は是非読んでみて下さい!
そこで調子にのって2回目をやろうと思った訳です!
ちなみに、今回のナレッジはエンジニアとのコミュケーションに特化してみました!
IT業界で営業をやられている人は、この辺苦労してませんでしょうか?
今回の記事は、そんな人たちの、何かヒントになれば良いなって思ってます。
エンジニアはどんな事が嫌なのか?この辺の話をランキング形式で紹介していきます!
何を考えてるのか?実際どうして欲しいと思ってるのか?
エンジニアの目線を知る事が、コミュニケーションの糸口になると思います。
第3位:メールをそのままエンジニアに転送
これはメールの内容を理解せず、お客様のメールをそのまま右から左へ流す事を指します。
よくあるのが「確認お願いします」だけ書いて、そのままお客様のメールをエンジニアに転送する事。
こちら普通にやってる方、多いかもしれません。
しかしこれをやると「この人は、質問を理解するつもりが全くない」と見なされてしまうんです。
エンジニアができるのはあくまで「回答」
話の整理は、お客様に近いポジションの方が、行うのが適切です。
整理されていない質問は「何がしたいのか?」がよく解らないので、すごく回答に困ります。
例えば、お客様が製品の仕様を誤解していたら、質問の意図がよく解らない状態になっています。
それに、毎回丸投げメールだと、何度も同じ質問が飛んでくる事が予想されます。
質問には「知識」で回答してる訳ではありません。
どうすればお客様の不明点を解消できるか、毎回「知恵」を絞っています。
なので、適切な回答をするには、できるだけ状況をイメージしなければいけないんです。
そのためには「5W」の情報が可能な限り必要なんですよ・・。
ちなみに、この様に転送だけをする行為を【効率】というずるい言葉で片付けようとすると、対立が起きるので気を付けましょう!
これをやると、内部のエンジニアと、外部のお客様に挟まれる事になり、結果非効率になります。
適切な回答が解らないのは、エンジニアだって一緒なんです。
なので、可能な限り「いっしょに考える姿勢」を忘れないであげて下さい。
これを意識するだけで、エンジニアとのコミュニケーションの質は、かなり変わると思います
第2位:具体性が無さすぎる相談
これは、エンジニアに相談をするとき、大事な注意点です。
特にお客様からの要望を、エンジニア伝えるとき重要になってきます。
例えばよくあるのが「こんな機能が欲しい!」を一言だけしか伝えない事。
今後の参考程度で共有します。って話なら、それだけでも良いです。
でも、本気で要望を通したいなら・・
- どんな操作(運用)イメージなるのか?
- 最終的に何をするためにそれが必要なのか?
- 良い回避策は本当にないのか?
最低限ここまでの情報がないと、実現できなかった場合の代替え案の提案も難しくなります。
本気で実装するなら、可能な限りの具体化・可視化が必要です。
具体性がなく、自分でもボンヤリしたイメージしか持ててないと、相手に伝わりません(というか相手にされてないかもしれません)
システムはロジックで動いています。
ロジックが破綻している様なものは、残念ながら実装ができないんです。
ポイントは、具体的な利用イメージと、ゴールを自分の中でも、絵書けるようにしておく事です。
「そんな難しい事できないよ」って思う方いるかもしれませんが、慣れれば難しい話ではありません。
少しでも、具体性を持った相談ができれば、コミュニケーションも楽になるので、まずはやってみましょう。
第1位:お客様の意見は全て「正」
お客様のやりたい事ができれば、使ってもらえると思うのは、普通の事だと思います。
だからと言って、お客様の言う事を全て「正」とする考え方は果たして正しいのでしょうか?
例えば「お客様がこういったから正しい」という言い方をする人、よくいらっしゃいます。
これは別に間違ってませんが、この部分は、もう少し視野を広げ、俯瞰で考える必要があります。
製品やサービスには「仕様」というものが定義されています。
仕様は、ある程度汎用的に考えられていますが、全てのユーザーには合致しません。
従って、製品/サービスを利用するには、お客様の運用を、仕様に合わせてもらう必要があるんです。
A社は仕様の改善を強く要望しているが、B社は改善してほしくないケースだってあります。
この様な事もあるので、エンジニアは、常に以下の点に問題がないか考えて、改修を検討しています。
- それで製品/サービスがよくなるのか?
- 個別すぎる改修になってない?
- 仕様変更したら問題は発生しない?
なので「お客様が言ってるんだから正しいでしょ!」←こう言い方をすると、実はすごく警戒されます。
では、どうすれば良いかと言いますと。
まずは、製品・サービスの仕様、動作、想定された利用方法を正しく理解して下さい。
そして、お客様の意見だけではなく、自社の事情や仕様を含め、俯瞰的に見れるようになりましょう。
お客様の「出来る/出来ない」だけを判断基準にしない事が、重要なポイントです。
「出来る/出来ない」だけで先行して判断すると、強引に「出来る」を実現しようとしてしまいます。
これは、無理なシステム連携や、強引な仕様変更の要求につながり、結果的にお客様の利便性を低下させる原因にもなります。
私の経験上、この行為は、最終的にエンジニアからだけではなく、お客様の信用もなくすので注意しましょう。
エンジニアは、こういう事も、実は論理的に予測した上で意見を言ってます。
製品・サービスをよく理解し、自分の目の前の話だけではなく、俯瞰的な目線を持てれば、適切な相談が可能となり、安全な導入に繋がります。
エンジニアを守る事が必要
RPGで表現しますと、現場のエンジニアは、魔法使いの様な「後衛職」
そして、営業は戦士の様な「前衛職」
セールスエンジニアは、魔法戦士とか赤魔導士の様な「中衛職」なのではないかと私勝手に思っています。
若かりし頃、炎上すると、強い語気でマウントをとって、エンジニアに丸投げして、お客に首を差し出す営業の方、よく見かけました。
これって「魔法使い」を盾にして戦う「戦士」と同じ行為なんじゃないかと、私は思うんですよね・・。
そんなPTの戦い方で、ラスボスに勝って結果を出せるのでしょうか?私は出せないと思います。
営業とエンジニアが、円滑に連携を取れている会社は、しっかりと前衛ポジションの人達がエンジニアを守っています。
エンジニアをちゃんと守れていない会社の製品/サービスは、質が悪くなる傾向があるのも、こういう背景があります。
エンジニアから信頼されていれば、先回りして、リスクを含め色々な情報を教えてくれるようになります。
こうやって、良い連携が生まれ、製品/サービスの質も向上していきます。
つまり、エンジニアとのコミュニケーションは、彼らの事情を知り、理解する事がとても重要なんです!
最後に
今回も余談で締めますが「よっしーTECH」なのに【Technology】の話があんまりないぞ?って思ってる方いませんか?
違うんです!うちが発信したいのは、テクノロジーじゃないんです!
よっしーTECHが発信したいのはテクニック【Technique】の方なんです!
うちは、IT業界の悩み多き「駆け出しエンジニア」と「非エンジニア」の人物像をこっそりペルソナに設定して作っています。
こういった人達をターゲットに「ちょっとした技術の話」「あるある話」「テクニックやヒント」を発信するのがうちのブログなんです!
なので難しい事を書くつもりはありません!
あなたの暇つぶしのお供に、これからも「よっしーテクニック」を読んでみませんか!
※2週に1回くらいのペースで更新してます
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