【詭弁論理学】が面白すぎるので簡単にまとめてみた!

 

今回は詭弁論理学のお話です!


 

例えば議論をしてるとき、この人正しそうな事言ってるけど、なんか引っかかるんだよなぁ・・とか。

 

よく解らない事言われて、いつの間にか無理やり話をクローズされてる・・とか、交渉してもなんか話が通じないんだよなぁ・・などなど。

 

こんな経験ありませんか?


 

詭弁倫理学を知ると、このモヤモヤの正体がだんだん見えてくるので、すごく面白いのです!

 

今回のお話は、誰かを説得したり、相手の矛盾点を見破るときなど、絶対どこかで役に立つ場面があると思うので・・

 

是非読んでみてください!


 

そもそも詭弁ってどういう意味?

 

何か正しそうに聞こえるんだけど、実は論理が破綻している推論。

 

これを詭弁と言います!

 

「詭弁」は古代ギリシャから存在していると言われているほど、歴史のあるもので、今でも討論・交渉・説得の場面で意図的に使われています。

 

詭弁は人を納得させる職業の人が使う、プロのテクニックでもあります。

 

では、テクニックなのに、一体どこが論理破綻しているのか?この辺りを話したいと思います。


 

早まった一般化

 

まず1つ目、こんな主張をする人がいたとしましょう。

 

※解りやすいように大げさに書いてます。

私の友人は炒飯が好きで、炒飯が好きな友人はみんな太っている、だから炒飯が好きな人は基本太っている。

 

これは複数の事例から共通点を見つけて結論を出す、帰納法という論法を使っているのですが、これ何か引っかかりませんか?

 

では、どうして引っかかるのか考えてみましょう。


 

これは、論理的な手法を使って、言い切っていますが結論」を出すためのデータが少なすぎるんです。このような状態を・・

 

早まった一般化と呼びます!


 

この場合、断定ではなく「炒飯が好きな人は、もしかしたら太ってる人が多いのかもしれない」

 

このように仮説として出すならOKなのですが、情報が少ないのに断定されてしまってるケースって、実はすごく多いのです。

 

また、レアケースなのに、あたかも一般的であるかのように、都合よく主張するケースも「早まった一般化」に入ります。

 

「早まった一般化」を理解しておけば、一見正しそうだけど何故か引っかかる・・

 

こんな話をクリアにできるかも!


 

藁人形論法

 

これは論破目的でよく使われる論法で、いまどきは「論破」なんてキーワードが流行っている事もあり、最近ではすっかり有名になりました。

 

※解りやすくするために大げさにかいています。

例えば、Aさんのこんな主張に対して

俺はチャーハンをラーメン屋では頼まない

Bさんがこんな風に答えるのが藁人形論法

もしチャーハンがなかったら、ラーメン屋は主力商品を失い白飯一択になる。主力商品がなくなれば店の売り上げは激減して、倒産する店が増えるだろう。こんな状態になる事は容易に予測できるのに、何でチャーハンが無い方がいいの?

 

Aさんは単純に好みの話をしているだけなのに、Bさんは勝手にチャーハンがラーメン屋にとって必要だという解釈にしています。

 

さらにチャーハンが無い方がいいなんて、Aさんは一言も言ってないのに、あたかもそういう主張をしているかのように拡大解釈をして、質問を投げ返しています。


 

このように相手の言葉を引用し、自分が有利になるよう捻じ曲げた解釈にして反論をする。この論法を・・

 

藁人形論法と言います!


 

攻撃しやすい架空の藁人形(悪)を作り釘をさして、さくっとやっつけるイメージですね。

 

同語反復

 

ここからお話しする「同語反復」って、実は以下の定義に当てはまらないんです。

 

何か正しそうに聞こえるんだけど、実は論理が破綻している推論

 

なので、厳密に言うと「詭弁」で括れない話みたいなんですけど、中身がスカスカになるケースも多いせいか、詭弁の話とよく一緒に紹介されているので、私もそれにのっかろうと思います!

 

そんな同語反復は、通称こんな名前で呼ばれているんです。

 

小泉構文!


 

小泉進次郎がよく使ってたんでこう呼ばれるようになったとか。

 

基本は【言葉A】+【接続詞】+【言葉A】で作ります。


 

では、どんな感じになるのか?実際に進次郎が言っていた内容を見てみましょう!

 

今のままではいけないと思います。だからこそ日本は今のままではいけないと思っている

 

毎日でも食べたいということは、毎日でも食べてるというわけではないです

 

リモートワークのおかげでリモートワークできてよかった

 

さすが進次郎!セクシーだぜ!


 

これは一番簡単な発言ですが、よく見るとそんな深い事は言ってないし、それどころか、何が言いたいのかよく解らない感じにも見えますよね。

 

私も試しに小泉構文とチャーハンを使って文章を作ってみました。

 

チャーハンは美味しい!だからこそチャーハンなんだ!

 

ん?・・あれ?・・・

 

言葉の意味はよく解らないが言うほど悪くないぞ!


 

何これww試しにやってみたらめちゃくちゃ面白いww冗談抜きで普通に使える場面ありそうな気がしてきた・・


 

目的が論破にならないように注意

 

詭弁の論理を活用することで議論に勝つのも大事ですが、使うタイミングを間違えないようにしましょう。

 

例えば、方向性をみんなで考える場で、相手を言い負かす事が「目的」になるのはよろしくないです。

 

ちょっとした反対意見にイラっとして、議論の目的が「論破」になってしまうと、方向性がおかしくなります。


 

最後に

 

これまでの過去を、振り返ってみて思い出したんですけど、パワハラ要素の強い上司って、藁人形論法に近いやり方を使っていた気がするんです。

 

意見を言っても、すべて藁人形論法で反論して論破し続けます。そして部下に自分は正しくないと思わせて、マウントを取り優位に立ちます。


 

でも、部下は何か引っかかっていて府に落ちないモヤモヤを感じ続けています。

 

そもそも上司は「マウント+論破」が目的で、部下からの交渉や意見など聞く気はないのではないか?

 

上司の対応が詭弁である場合、こんな可能性も考えられますよね。

 

このように詭弁を理解する事で、誰かから言われた腑に落ちないモヤモヤを解消できるかもしれないので・・

 

ぜひ覚えておきましょう!


 

それってあなたの経験ですよね。データとかあるんですか?

 

ギャー論破されたー


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