今日は個人的なナレッジを一部紹介しようと思います!
このタイトルみて「はい?」って思われた方いらっしゃるかもしれませんね・・。
このブログではいつも、汎用的に生かせそうなテーマをチョイスして、既に有名な話を、うちなりにアレンジして書いている事が多いんです。
でも、今回は、まったくそういった事を無視した・・
私が個人的に発見したネタです!
実は、私この業界に結構長くいまして、楽しい体験からクソ体験などなど・・色々な事を経験してます。
今回はそんな体験から、この業界を生きぬく為に発見した、個人的なナレッジを紹介しようかなと思い付きました!
今まで、合わない会社もありましたし、合わない人も山ほどいましたので、万能な訳ではありません。
それでも、何か皆様のお役に立つかもしれません!
それでは今回もいつものノリで行ってみましょう!
ハマりは翌朝解決する事が多い
まずは、地味なところからです。
エラーの原因を特定する為に、切り分けで、色々なパターンを試してみてるときありますよね。
トライアンドエラーを繰り返して、気が付いたら、5時間経過してたなんてことは、現場の方は、結構あると思います。
こんな風に、問題解決に長時間かかる事を【ハマる】って言います。
5時間経っても問題が解決しなかったとき、ついつい諦めきれずに更に5時間普通にやってしまう事ってありません?
エンジニアをやられてる方って解けない問題があると、ついつい、ずっと考え続けちゃうん方が多いと思うんです。
こういう場合って、更に5時間やっても解けなかったりします。
しかし、ここでいったん中断して、翌朝もう1回やると、あら不思議、30分くらいで解決できちゃうときあるんです。
この現象って私が思うにですが・・
何時間もトラブルシューティングをやっていると、先に進みすぎてしまっている事で、最初に戻って考える事を忘れたり・・
もしくは、急なエラー対応だとか、情報も少ないとかで、怒ってたり、焦ってたり等、感情が高ぶってる状況かもしれません。
しかし、これらを、いったん中断すると、固くなった思考や、高ぶった感情がリセットされるので、すぐに解決する様に、なるのではないでしょうか。
つまり、ハマりそうなとき大事なポイントはこの辺!
- 感情を乱さない
- ときには振り出しに戻って一から考えてみる
- これ本当に技術的な問題なのか?を再考する
- 中断できる状況なら、どこかで中断する
構造・運・俯瞰的な目線
これ別な記事でちょこちょこ話しているネタなんで、前からうちのブログを読まれてる方は、またこのネタ?
って思う方もいるかもしれません。
しかしながら、この考え方は、問題を解決する為に、すごく重要な考え方なので、何度でも言わせてもらいます!
例えば、Aさんがミスをして、これが原因で大きなトラブルに発展したとします。
こんなとき、俯瞰的な視点を持てない方は、とにかくAさんを責めるでしょう。
更に問題のある方は、罵倒したり、マウントを取って、徹底的に追い詰める手段を取ってきます。
これはハッキリ言って、ただの感情的な対応で、根本的な解決にはならない事が殆どです。
感情的にではなく、根本的に問題を解決する考え方は・・
構造・運・そして俯瞰的な目線なんです!
どういう事かといいますと、構造は「仕組み」だと思ってください。
「どんな仕組みで」「なぜそれが起きたか?」を構造化して考え、予想不可能な、不確定要素は「運」として捉えます。
では例として、Aさんがミスをした原因を、俯瞰的な目線で考え、原因を構造化して考えてみます。
まずは、以下の様なツリー構造を、紙やPCのメモ帳で作る習慣を付けると、構造化して状況を整理する練習ができます。
Aさんは重大なミスをしてしまった
└ 要因1:今回は繁忙期だった
└ 性格的に忙しい事を理由にできなかった
└状況を相談できないと思っているかも
└ 要因2:そもそも間違えやすく複雑な作業になっている
└ 誰がやっても同じ事が起きる可能性がある
└改善案を出せる機会がないかも
└考察:普段から間違えが多いのか?
└ 大きな間違いは特に発生していない
└じゃあ絶対個人の問題ではないよね。
Aさんは重大なミスをしてしまった
└ 要因1:今回は繁忙期だった
└ 性格的に忙しい事を理由にできなかった
└状況を相談できないと思っているかも
解決案1:忙しいときは断っても良いと伝える
解決案2:進捗状況を確認しつつ調整してあげよう
└ 要因2:そもそも間違えやすく複雑な作業になっている
└ 誰がやっても同じ事が起きる可能性がある
└ 改善案を出せる機会がないかも
解決策1:作業を改善する為、みんなで一度話し合おう
どうでしょう?こうやって整理すると、Aさんを責めるより、ずっと建設的に問題解決ができる気がしませんか?
最後にもう1つ重要な要素、それが「運」です。
いくら作戦を練っても、100%うまくいく保証はありません。
起きてしまった事に、無駄な執着をしない為にも、この考え方を持つ事が大事なんです。
ではどういう事か?「運」について話す前にまず・・
例えば、2019年を思い出してみて下さい。
その頃は、沢山の外国人の旅行客が日本に来て、たくさんお金をおとしていました。
更に、翌年の2020年には、オリンピックが控えていましたよね。
この最高のチャンスに備え、たくさんの人が、儲かる仕組み(構造化)を考えました。
しかしながら、2020年は新型コロナウイルスが発生しました。
そして、東京オリンピックは、結局開催されず、たくさんいた外国人の旅行客も、日本にこれなくなりました。
こんな事を予測するなんて、だれができたでしょうか?
そうです。これが「運」なんです。
私が言いたいのは、既に起きてしまった事に、執着しても仕方ありません、すぐに次の手を考えよう!という事です。
ミスを責められた人は、モチベーションを失います。
モチベーションを奪われた人が、成果を出す事はできないんです。
つまりこれこそが・・
問題が解決しない悪循環の仕組み(構造)だ!
お客様が「おこ」になってしまったら
炎上してお客様大激怒なんて、IT業界にはホントに多い話です。
いいのか悪いのか、このおかげで、たくさんの「火消しのプロ」の手法を見る機会があったので、色々と勉強になりました。
今でも役にたっていたりする!
厄介なのは、炎上して不利な状況だとしても、出来る事と出来ない事はちゃんと交渉しなければなりません。
相手の要求を、すべて飲めるような状況は、なかなかないと思います。
そんな状況下でも、火消しのプロが行う、最初のアクションは大体共通していました。
まずお客様に、問題について状況を語ってもらうんです。
この時点では、まぁアグレッシブな発言だとか、キツイいい方してきます。
しかし、喋っているうちに、お客様はだんだん冷静になってきて、語気も元通り柔らかくなってくんです。
口に出して、言いたい事をしゃべると、すっきりするのでしょう。
この空気になってきたら、こちらの事情を話して、交渉開始です。
でも、こちらの要望を100%通せる事はあまりないので、「お互いここまでは可能」という妥協案に持ち込む場合が殆どです。
方針が決まれば、お客様は一旦安心しますが、それでも警戒しているという点は変わりません。
なので、簡単なものでもいいので、課題管理表を作って、対応状況をお互い認識できる様にしておくと更に効果的です。
とにかく交渉するのは、相手の温度を下げてからが基本!
・・という事を覚えておこう。
給与が安すぎる環境は抜け出せる
これは、飲み会とかで、若手によく話していたネタです。
これについて、悩んでいる方が多いかもしれないので、いい機会だから書いときます。
仕事で色々な経験をしていると、自分に自信が持てる様になってくると思います。
実力が付いて、自分に自信が持てる様になったとき、それに見合った報酬が欲しいと考えるのは、当然の事です。
しかし、エンジニアが実力をつけても、会社がお金を払えないケースって結構多いんです。
例えば、SESなんか1か月〇〇万円で人を貸し出すビジネスです。
その為、会社に入ってくる利益は固定なので、給与をあげればコストがあがる事になります。
お客がレンタル料をあげてくれたら、もしかしたらほんの少し給与があがるかもしれません。
でも、お客としてもコストを抑えたいから、SESを利用している訳ですよね。
こういった例の様に「技術スキル=売上に直結しない=給与が上がりにくい」という枠組みになってる会社は結構多いんです。
その為、同じ会社にいても、技術面が評価されにくいので、昇給するのには、とても時間がかかります。
ではどうすれば良いか?
実は、この問題、非常に簡単で、解決策としては・・
転職が一番の近道なんです。
自分に実力が付いたと感じていて、それをレジュメでアピールできるなら、今よりも高い給与がもらえる会社にステップアップできる筈です。
そんな人物を探している企業はたくさんあります。
自分では絶対入れないと思っていた、大手企業にも入れるかもしれません。
この業界は、転職を繰り返し、スキルアップ&ステップアップをして、高年収をゲットしてる人が結構多いです。
年功序列が崩れ、多様な働き方が必要な今、どこの会社も、転職回数とか言ってられなくなってきています。
ただ、注意点としてですが、転職はある意味博打に近いと思ってください。
仕事してみたら、上司と合わなかったり、入社してみたら、面接で聞いた話と違っていた・・なんて事は普通にありますので、リスクがある事も覚悟しときましょう。
当然ですが、年収が高ければ高いほど、期待される事も大きくなり、仕事がキツクなる可能性もあるので、この辺のバランスも考慮しておくのも大事です。
とはいえ、リスクを恐れて、機会損失をしてしまうのもよくありません。
正しい判断が出来るように、自分のスキルは、常に管理しておく事をお勧めします。
最後に
今回は、私個人が経験から見つけたナレッジを書いてみたのですが、お役に立ちそうなネタはありましたか?
役に立たなかったとしても、楽しく読んでもらえたなら幸いです。
今、振り返ってみると「こんな人になりたい!」って目標を立てて、勉強するのが良いって風潮が昔ありましたが・・ (今もあるんですかね?)
何も考えず、面白い事を見つけて、ひたすら追求する方が、結果多くの事を覚えられた気がします。
また当時は「常に挑戦を繰り返し、道を開拓して突き進んでいけ!」みたいな話も、よくされてる人もいましたが・・
正直、自分の場合は、流れに逆らわず、成り行き任せで生きる様にしたら、人生うまく行くようになりました。
挑戦的な姿勢が、私には合っていなかったのでしょうか?
もしくは、たまたま成功しちゃった人が、後付けでこんな事を言ってただけ・・だったのでしょうか?
ときには、全力を出す事は必要だと思います。
でも、ムチで叩かれ、常に全力疾走するのは、やっぱ無理だろ・・って今はすごく思います。
なので「ゆるさ」を持つ事は、生きていく上で非常に重要なポイントなのではないでしょうか!
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