今回はペルソナの解説です!
ペルソナって、本来マーケティングの人が使う用語なんで、技術的な話ではないんですが、最近はエンジニアの領域にも、この言葉が侵食してきてるんで、今回は取り上げてみました!
ペルソナの意味
ペルソナを一言でいうと、サービスや商品を利用する(利用して欲しい)人物のイメージ像を指します。
でも「ターゲット」とは違うんです !
「ターゲット」の場合、【20代~30代の男性で趣味はインターネット・職業は会社員】みたいにざっくり広い範囲で設定しますよね。
それに対しペルソナは、利用者を妄想し、人物そのものを設定して作ります。例えばこんな感じです。
【鈴木雄太】 年齢:28歳 趣味:SNSで多くの人と繋がりをもっていて外回りの合間に立ち寄った飲食店をよくアップしている 将来:IT業界の営業として働いているが、モノつくりの楽しさを知り、エンジニアに転職したいと考えている 利用しているPCはWindows、スマホはiPhone |
こんな感じで細かく妄想して、架空の人物をイメージで作り上げます。
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ペルソナの注意点
注意点として、設定が適当だと、先入観だけの人物が作られてしまいます。
ですので、SNSの記事や、実際に知ってる人物を参考にしたり、設定した住所や年齢に多い傾向を元に考える等、妄想でもある程度の根拠を持たせます。
ペルソナを作ってると、時にはこんな風に「照れ」が入るかもしれないけど、負けちゃだめです!
妄想が完了したら、まずはたたき台を作り、ミーティングでみんなで確認して、「妄想」をよりリアルなものに仕上げていきます。
ペルソナのメリット
商品を開発して、売れる形に仕上げるには、営業、デザイン、技術、管理、マーケティング、などなど、たくさんの担当とプロジェクトを進めていきます。
こんなとき、具体的な利用者のイメージが意識できると、各担当も方針を決める材料があるので、イメージがしやすいんです。
この人はこの商品・サービスを、どんな方向性にすればずっと使い続けるだろう?の様な、ユーザー目線のニーズも見えやすくなりますし、人物像をより具体的にする事で目線の違いによる齟齬の防止にもつながります。
特にデザイン部門は、かなりペルソナを意識するんじゃないでしょうか。以下は私が勝手に考えた例です。
※デザイン部門の妄想例
リーマン系 | シンプルなデザイン、余計な装飾はいらない。使いやすさ・見やすさ重視 |
主婦系 | パステル調、落ち着いておとなしめなデザイン。かわいいキャラクターがいる |
オタク系 | 萌え要素をぶっこんでみる。萌えキャラを定義。マニアックな仕様を盛り込む |
最後に
ペルソナは先入観を捨てる事が、すごく大事だと感じます。
定義するときは肩の力を抜いて、フラットな目線で調査をして、設定を楽しみましょう!作り手が自分に都合良く作っちゃうのが、一番失敗するパターンです。
少し前から、クラウドサービスやシステムの設計をするときに、エンジニアでもペルソナ設定を考えさせられるケースを多く見かけるようになりました。
もしかしたら、以下の様に「誰かに頼まれたもの」を作るスタイルから、「誰かが使うもの」を作るスタイルに変わって来たからかもしれませんね。
・少し前 : 依頼→受託開発
・最近:開発したサービス提供→月額契約
よっしーTECHってペルソナ設定ぶれぶれじゃない?
黙れ小僧
↑ この辺は今後ブラッシュアップしてきますよ!