B2Cの切り札となるか!?【偶発的消費のお話 】

 

今回は偶発的消費のお話です!


最近「偶発的消費」という言葉をよく聞くのですが、皆様は聞いた事がありますか?

 

偶発的消費とは、買い物する人の心理。

 

「それ、ITの世界に関係あるんですか?」

 

特にエンジニアをやられてる方は、このように思うかもしれません。でも・・

 

実は大いに関係があります!


 

特に、ECサイトを運用する人、ECサイトのソリューションを提案する人、ECサイトのシステムを作る人、などなどB2Cのネットビジネスにちょっとでも関わる人なら・・

 

知っておくと何かのヒントに繋がるかもです!


 

偶発的消費とは?

 

偶発的消費とは「Serendipity(セレンディピティ)」とも呼ばれていて、ざっくり言うと「衝動買い」

 

そして、買い物をするときの心理は「消費行動」と呼ばれていて、偶発的消費とは、数ある「消費行動」の中の1つだと思っていただければOKです。

 

この「消費行動」の面白いのは、時代によって変化していくところ。

 

それでは、代表的な消費行動を解説していきます。


 

消費行動【自律的消費】

 

まず消費行動【自律的消費】から説明します。

 

これは一昔前の傾向なんですが、例えば、私のような40代のおじさんたちは、ものすごく買い物にこだわる傾向がありました。

 

私くらいの年齢(40代)のおじさんって、マニュアル車とか、セダンの車とか、高級車とか、外車とか、やたら車にこだわる人多くないですか?


私の父も、家電はパナソニックしか買わん!海外製品はダメだ!みたいな事よく行ってました。

 

これは「買ったもの=自分の一部」という考え方で、買ったものは自分のステータスであり、体の一部みたいに捉えているのです。

 

このように、買うものを自分の体の一部におきかえるくらい、こだわりをもち、強い意志を持って買う。

 

これを自律的消費といいます!


 

消費行動【他律的消費】

 

消費行動【他律的消費】は、いまどきの傾向とも言われています。

 

いまの時代ってモノがあふれています。例えば家電を買いたいとき、海外製品、国産、高くて高機能なハイエンド、安くて汎用的な廉価版、などなど選択肢は無限にあります。

 

選択肢が多くても、比較のレビューを公開しているYoutuberがいたり、SNSにインフルエンサーもいるので、製品の情報なんて、スマホで簡単に入手できます。


 

でもこれは、視点を変えてみると、「選択肢が多すぎる」「情報量が多すぎる」という意味にもなるのです。

 

選択肢や情報量が多いと、今度は、自分の感性で選択する事を恐れたり、自分で選ぶ事を面倒に感じてくる傾向になってくるのだとか。

 

このように自分の感性で選択せず、受け身となる買い物を・・

 

他律的消費と呼びます!


 

偶発的消費の説明に入る前に

 

次はいよいよお待ちかね「偶発的消費」の解説をしたいのですが、その前にお話しておきたい事があります。

 

皆様は、最近買い物してますか?買い物は楽しいですか?買ったらウキウキする事ありますか?

 

私はちょっと前に比べると、だんだんこの楽しさが薄れてきている気がするんですが、こう思うのは私だけでしょうか?

 

なぜこうなってしまったか、理由を考えてみたところ「消費行動」に起因してる可能性が一番しっくりくるかな?

 

・・なんて事をふと思ったんです。


 

買い物が楽しくない原因は?

 

人が「心の充足感」を感じるのは、感性を刺激されたときだと言われています。


 

この点から考えてみると、最近、買い物の楽しさが薄れているのは・・

 

「他律的消費」の傾向が強くなり「感性」が刺激されなくなってる事が、原因なのではないでしょうか。

 

これを解消する「カギ」となるのが、次に話す「偶発的消費」なのではないかと、私は思うんです。


 

消費行動【偶発的消費】

 

偶発的消費は冒頭でも話したように「衝動買い」の事だと思ってもらえればOKです。

 

例えば、ショッピングモールや、デパートに何も考えず買い物へ行きました。

 

そして、お店でぐうぜん見つけたものを、直感的に欲しいと感じて、つい買ってしまった・・。


 

これが偶発的消費です!


 

こういう「衝動買い」の後ってめっちゃ楽しい気分になりませんか?

 

偶発的消費とは、他律的消費とは違い、意図せず起きた「消費行動」なんです。

 

つまり、衝動買いをしたときは、誰かが比較で見つけた情報ではなく、自分の感性で買い物をした形になるので・・

 

幸せな気分が起きやすいそうです!

 

例えば私の場合、適当に入った飲食店で、美味しそうな料理を見つけるとすごく感動するんですが、これが「感性の刺激」にすごく近い話だと思っています。

 

皆様もこれに近い経験ありませんか?


 

ECサイトはつまらない?

 

では、この話がITの世界のどこに結び付くかと言うと、まずB2Cの代表である、ECサイトだと思うんです。

 

最近は、外出自粛が定期的に発生したり、リモートワークが普及した影響もあって、店舗だけではなく、ECサイトを併用した販売も、考えなきゃいけなくなってきました。

 

でも、ECサイトでの買い物って楽しいですか?


買うものが決まっているならば、店にいかなくてもいいので、手段と目的だけで考えると、ECサイトはとても便利です。

 

でも実は、ECサイトは機械的になりがちで、つまらないと感じている人が多いため、様々なSaaSベンダーが、ECサイトを楽しくするためのソリューションを模索しています。

 

私もそんなソリューションを模索している一人なのですが、モノや情報があふれている今、必要なのは、偶発的消費のような仕組みを使い、消費を「心の充足」とリンクさせて楽しくする。


 

このような「感性」に訴えるソリューションなのではないでしょうか!


 

最後に

 

この「偶発的消費」のお話をnoteの方で書いてみたところ、PV数が爆上がりしておりました。

https://note.com/yossytech123/n/nb4712e1ed7f1

 

もしかしてこの話は、関心を持つ人が多く、今後知っておいた方がよい、キーワードなのかも?

 

・・とふと思ったので、こっちのブログの方でも、少し切り口を変えて書かせていただきました!

 

売る人だけではなく「作る人」も市場の情報に興味を持っておくと、仕様設計を考えるときなどに役立つのでお勧めです!


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