ちょっと危険で笑える”出来る人”に見せるテクニック

 

今回はちょっと危険で笑える「出来る人」に見せるテクニックのお話です!


 

例えば誰かと一緒に仕事をしたとき、ちょっとした行動を見て、この人ってできる人だなー・・とか。

 

この人すげーな・・なんて思う事ありませんか?

 

実はそんな「出来る人」に見られるための方法について、書かれている面白い本があるのです!

 

それがこれ!


先にお話ししておくと、タイトルだけみると自己啓発の本かな?・・みたいに思うかもしれませんが、書いてある内容は全然違いますw

 

一言で言うなら、”できる人”に見せるための演出を、ちょっと笑える感じで100個くらい紹介している本です。


 

今回の記事はこの本に書いてあった内容で、いくつか面白かったお話を、私の勝手な解釈を交えてご紹介いたします。

 

実際に使えるのかはさておき、すごく笑えて面白いので・・

 

ぜひ読んでみてください!


 

この本の著者について

 

この本の著者はサラ・クーパーという人で、プロフィールをみると以下のように書かれていました。

Yahoo、Googleを経て、現在、無期限の休養中。自身のブログ、The CooperReview.comで、ビジネス文化やIT界隈、その他あらゆることをおちょくり、世界的な人気を博している。

 

なんかもうプロフィールの時点で面白さがにじみ出ている気がしますね!

 

さらに前説で書かれている事もめっちゃ面白い!


先人は「やみくもに働くのではなく、スマートに働け」とよくいうが、私のモットーは「働く時間があったら昼寝しろ」この本で紹介するワザを学び、身につけ、実行すれば、あなたはいつのまにか企業のトッププレイヤーへと駆け上がっているだろう。たとえ企業のトッププレイヤーがどんなものか分かっていなくても(Sarah Cooper)

 

サラ・クーパーは、世界トップレベルの人達を相手にすごいキャリアを積み上げた人なんですけど、これができたのは・・

 

「会議に出てスマートに見せただけ」と言っています。


 

何だろうこれ・・でもなんとなく言いたい事、解る気がするんですよね。

 

まず信用を得るために「演出」っていうのはすごく大事なので、ある意味、的を得ていそうな気がします。

 


 

この本を読む上での注意点

 

先に話しておくと、著者のテクニックで「仕事ができる人に見える」という部分について、すごく共感できるネタは確かにありました。

 

しかし、一歩間違うと「超ウザい人」とか「承認欲求の強すぎる人」に思われてしまう危険なテクニックにも思えましたw


 

多分ウケ狙いで書いてるところも多いように思えるので、あんまり真に受けず、半分くらい笑い話として読むのが良いのではないでしょうかw

 

ここからは、私の気に入ってるサラ・クーパーのテクニックを、私の勝手な主観付きで紹介したいと思います!


 

パーセンテージを分数に言い換える


 

多くの人が、数字やデータに強そうな人って「仕事できる人なんだろうな」ってシンプルに思ってしまいます。

 

数字に強い人って、成功してる人が多い事もあって、直感的に「できる人」ってイメージを持たれてる人も多いのではないでしょうか。

 

25パーセントが4分の1なんていうのは、誰もが知っている事です。

 

でも、タイミングよく使えば、この人は日常的に数字を活用している人なのかな?・・って相手が勝手に勘違いしてくれるかもしれません。


 

だけど、この差し絵の感じでやるとウザいと思いますし、これはサラ・クーパーの技の中でもかなり有名で、使ったらバレそうなので・・・

 

私には使う勇気がないです!


 

大きな数字は都市や国で言い換える


これも最初の数字に強いと思わせる系の話に近いんですが、この本にはこう書かれています。

 

誰かが大きな数字を言ったら、都市や国、地域などで言い換える。ちょうどいいものがなければ、適当にでっちあげる。世界の統計数値を把握する知識量にみんな脱帽するだろう。

東京ドーム2個分みたいなノリで使うイメージだと思いますが、私がこの話で面白いと思ったのは「適当にでっちあげる」という部分。

 

多分勢いよく話されたら、こんなどうでもいい事に、わざわざ裏を取る人なんてあんまりいないと思うんです。

 

 

なので、何となくあってそうな雰囲気で、でっちあげた話って、実は知らないとこで結構使われてそう・・。

 

デマが拡散したり伝播するのも、もしかしてこれが原因だったりして・・。

 

・・なんて事をふと思いました
 

 

エンジニアがいった最後の言葉をとてもゆっくりと繰り返す


本にはこのような解説がありました。

ここぞというときが来るとエンジニアの口から、まるで知恵の泉のように英知が湧き出す。

 

彼が神の言葉を言い終えると「ちょっと繰り返させて」とわりこみいま言ったことをそのまま、とてもゆっくり繰り返そう。

 

そうすれば出席者がその会議を思い出すとき、あなたが知的な。発言をしたように誤って記憶しているだろう。

(Sarah Cooper)

 

これ面白おかしく書かれていますが、使ってる人結構いるような気がするんですよね・・。

 

これに近い話で「ピークエンドの法則」というのがあるんですが、この話は、この法則に基づいているように私は思えるんです。

 

ちなみにピークエンドの法則というのは・・

 

「人は感情が最も高まったとき(ピーク)の印象と、最後の印象(エンド)だけで全体的な印象を判断する」という法則。


 

映画で例えると、印象に残りやすい部分はピークのときや一番最後だったりしませんか?

 

一番インパクトがある部分で覚えるのは、とても効率的なので、多くの人がそうなんじゃないでしょうか。


 

会議もこれと同じで、誰かが良い事をいって「ピーク」を作ったとしましょう。

 

あなたは、エンドのタイミングで「まとめます」と言って、ピークで言ってた事をゆっくり復唱して、乗っかってみてください。

 

そうすると・・

 

あなたが良い印象で記憶されてる可能性が大!


 

という作戦だな・・

 

どうとでも取れる単語を1つ載せる


 

ちょっと省略してますけど、本にはこのように書かれていました。

パワーポイントを準備するとき、どうとでも取れる単語をスライドの中央に配置する、この単語を大きな声で
読み上げ、聴衆を見渡し「この言葉をじっくり味わってください」という(Sarah Cooper)

 

言われてみると、こういうのセミナーとか行くとたまに見かける気がします。

 

確かにこういうとき「Passion」なんてキーワードは一番使い勝手がよさそうですね。

 

例えば、すごそうな肩書をつけて、経歴を大げさにかいて「Passion」って書いておけば、後は見た人が、自分の感性で勝手に妄想するみたいな作戦!


これもバイアスをうまく活用した方法なんでしょうかね。

 

ちなみに会社が儲からなくなってくると「CHANGE!」なんてキーワードがよく配置される気がします!(まぁ当たり前の話か・・)


 

最後に

 

今回は引用ばかりで、本のレビューみたいになっちゃいましたね。

 

あ、そうだ!この本を読んでいて思い出した事があります。

 

自分が若い頃、会議中、上司が突然よく解らない事を言い出して、会議中みんな「?????」みたいになった事があるんです。


 

もしかしてこれ、今考えると、サラ・クーパーのように自分を演出しようと思っていたが失敗していたのでは?・・なんてふと思いましたw

 

この本は大きく分けて、思い込みをしやすい人間の認知である「バイアス」の話と、会議参加者の認知を1つ上から俯瞰でみる「メタ認知」の話と、タイミングをうまく活用する話を、解りやすく表現しているようにも感じました。

 

ちなみにバイアスは、脳が効率よく最適化を進める仕組みが引き起こす「盲点」なので、頭の良し悪しは関係なく誰にでも起きるそうです。


 

なので、マーケティングにもバイアスは利用されているし、バイアスを悪用したマインドコントロールも存在します。

 

このように、この本は笑えるだけではなく、バイアスやメタ認知の話にも繋がっている気がしました。

 

もし読んだ事がない人は、ぜひ一度読んでいただいて・・

 

ゆるく・うざく・スマートなテクニックを楽しみましょう!


 

今回ご紹介した本はこちらです!


今回のお話に興味を持った方はぜひこちらを読んでみてください!

 


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