今日はPREP法のお話です!
皆様、PREP法ってご存じでしょうか?
PREP法は、文章のテクニックの1つですが、実は全然難しい話じゃないんです。
それこそ明日から使えます!
PREPをホンの少し理解すれば、複雑な話を説明するためのヒントになります。
エンジニアの方も、非エンジニアの方も、難しい事を多くの人に伝える事は多いと思うので・・
ぜひ読んでみて下さい!
そもそもPREP法とは何か?
文章や説明って「何からどんな順番で話すか」で伝わり方が変わってくるんです。
PREP法は、その順番のテンプレだと思っていただければ!
PREPを使った組み立て方
PREP法は、簡単に言うと結論を先に書くやり方で、以下の順番で文章を組み立てていくだけです。
- Point(要点・結論)
- Reason(理由)
- Example(具体的な例・理由の根拠)
- Point(要点・結論)
PREP法の利用例
この順番で書くとどんな感じになるでしょう?
よくお問い合わせの回答で「PREP法」を使いますので、この状況を想定したストーリーを作ってみます。
でもストーリーをIT業界のサポートにすると、例が難しくなりそうなので、ストーリーの切り口も変えます。
ストーリー
あなたは炒飯を販売している会社で働いていて、ある日こんなお問い合わせが来ました。
炒飯を取り扱っているなら、カニ炒飯は、普通にあると思っているのですが、御社からカニ炒飯を仕入れる事は可能でしょうか?
会社としては、今後もカニ炒飯を取り扱う事は考えていませんので、相手が納得できる根拠を説明の上、お断りをしたいと考えています。
では、このお問い合わせに対する回答を、PREP法を応用して作ってみましょう。
※改行がうまくいかなかったので、画像にしてます↓
ちょっとカニ炒飯の回答としては大げさですが、アドリブで回答を書いてみました。
どうでしょう?なんとなくITのサポートぽくないですか?
どこがどうPREPなのか?
では、これのどこがどうPREPになっているのか、分解して確認していきましょう。
①Point(要点・結論)
申し訳ございません、カニ炒飯を提供するのは弊社では不可となります。
まず、結論を先に言うのが基本です。「可能ですか?」という質問は、まずは「はい or いいえ」が一番聞きたいと思うんです。
また、方針を決定するため、結果だけをまず知りたいって人もいるので、結論を先に書くやり方は、ビジネスではよく使われます。
②Reason(理由)
理由としましては、具材であるカニの仕入れ値が高価であるためです。
結論のあとに「どうしてその結論になったか?」の理由を書きます。
③Example(具体的な例・根拠)
弊社は通常の炒飯を、500円で提供しておりますが、もし本物のカニを利用してカニ炒飯を提供する場合、通常の炒飯と比較すると、約3倍以上での価格提供になる事が想定されます。顧客層のニーズを鑑みても、高価格となるカニ炒飯のご提供は、弊社では厳しいのが現状です。
理由ついての根拠を次に書きます、このタイミングで「例」を書くと、事情が伝わりやすいんです。
④Point(要点・結論)
このような背景があり、カニ炒飯のお取り扱いは不可となっております。ご期待に沿えず申し訳ございません。
最後にもう1度結論を書きます。理由と根拠を把握した上で、再度結論を読むと、受け止め方が違ってきます。
私の場合は、PREPを更にアレンジして、代替え案がある場合は、更にこんな感じの事を書きます。
また、カニ炒飯は提供できませんが、代替品としてカニカマを使った炒飯はございますので、こちらも合わせてご検討下さい。
このように、理解しやすい順番を考えると、誰でもすぐに伝わりやすい文章が書けるんです!
まずは少しずつPREPを意識して、商談・お問い合わせなど、様々なシーンで活用してみましょう!
最後に
今回はPREP法についてお話させていただきましたが、如何でしたでしょうか。
ちなみにこういった文章の法則は、他にもまだまだいっぱいあります!
- QUESTの法則
- AIDMAの法則
- PASONAの法則
- CREMAの法則
- SDS法
これらの法則は、なんとなく意識するだけでも「伝える力」は大きく向上します。
ちなみに、文章をたくさん書く事は「表現力の筋トレ」みたいに最近では言われているそうです!
いろいろな文章の法則を理解し、たくさん文章を書いて訓練する。
文章はセンスよりも、この筋トレを繰り返す事が大事なのではないか・・なんて私も最近では思うので・・
訓練も兼ねて、これからもたくさんの文章を書いていきたいと思います!