今回は久々に用語シリーズ復活です!
このシリーズもとうとう「その8」までいきました。
「その1」~「その7」はこちらからどうぞ!
今回のテーマはエンジニアと会話するときに、何気なく使われる言葉をチョイスしてみました。
どこかで役に立つかもしれないので、ぜひ斜め読みしてみてください!
マイグレーション
「移行」の意味で使われます。データの引っ越しとか環境の引っ越しとかそういうイメージですね。
例えば、古い環境から新しい環境からデータ移行する作業をよくデータマイグレーションと呼びます。
古いサーバーから新しいサーバに切り替える作業もマイグレーションになります。
デグレーション
退化とか悪化という意味なのですが、IT用語としては、不具合を修正したとき、その影響で別な問題が発生してしまう事を指します。
実際は「デグレーションした」みたいな表現ではなく「デグれった」みたいな言い方をする人が多いです。
タイポ
単純にタイプミスという意味です。語源は誤植の意味でよく使われる「typographical error」
「あの人、タイポ多いからよくエラーが出るんだよなぁ・・・」みたいな感じでよく使われます。
スコープ
「範囲」という意味で使われます。使い方は以下のように多彩です!
・作業スコープ(作業範囲)
・サーバ名、xxxx01~xxxx05までが対象スコープ
・IPアドレスのスコープは10.0.0.1~10.0.0.10まで!
ロールバック
「巻き戻し」って意味で、データベースの管理などでよく使います。
例えばデータを更新して問題が起きた場合、問題が出る前の状態までデータをもどす方法があるんです!
これをロールバックといいます!
また、プロダクトで新しいバージョンをリリース時、問題が出てしまったとき、バージョンアップの前に戻す事もロールバックと呼びます。
静的(Static)
システムでは「固定」や「自動変更がない」ような状況を表現するとき、この言葉を使います。
この単語がよく使われるのはIPアドレス。例えば、手動でIPアドレスを付与した状態のとき。
手動で「IPアドレス」を設定した場合は、ずっと同じIPアドレスを使い続けます。
つまり同じ設定が固定された状態。この状態を「静的」なんて言います。
このように、固定された状態のIPアドレスは「静的IP」とか「Static IP」なんて表現がよく使われます。
参考までに、Windowsで言うとここに設定するやつです。
動的(Dynamic)
条件によって「可変する」ものに対して使われます。この用語はIPアドレスの設定でよく使われます。
例えば、IPアドレスを自動で毎回付与されるように設定した場合、空いているIPを毎回探すので、IPアドレスは毎回違うアドレスが付与されるんです。
このように、毎回可変するIPアドレスを「動的IP」とか「Dynamic IP」とか言ったりします。
余談ですが、IPアドレスを自動で付与される機能をDHCPというのですが、こちらの略は「Dynamic Host Configuration Protocol」といいます。
これを訳すと「動的にホストを設定するプロトコル」って意味で、ここでも動的(Dynamic)という表現が使われています。
このように毎回、何らかの条件によって、設定内容が変わるときは「動的に変更される」みたいに表現を使います。
参考までに、Windowsで言うとここに設定するやつです。
LGTM
「Looks good to me」の略語で、「私としては問題ないです」みたいなニュアンスで使います。
この表現を好む開発チームもたまにいるので、ノリを合わせるために覚えておくと良いかもしれません!
最後に
私はもう無意識に話してますが、エンジニアの人たちと話すときは、こんな用語が飛び交うので、ざっくり覚えておきましょう!
今回は単語をたくさん並べてざっくり語りましたが、1つの話題をテーマに掘り下げる小話形式とどっちがいいかなぁ・・
なんていつも悩んでたりしてる今日この頃です。
現在、noteで「よっしーTECH」の下書き版公開中です! こちらもよろしくお願いします!