今回は久々の用語シリーズです!
いやもしかしたら・・用語ではないかもしれない・・
実は最近面白い事が解ったのです。
何と!Googleで「炎上プロジェクト」と「怖い」で検索するとうちのサイトがトップに来る!
おぉー!何だかすごいぞ!?
そもそも「こんな言葉で検索しねーよ」って考え方もありますが、これはこれでめっちゃ嬉しいんですよね。
私の炎上記事が、本当に誰かの役に立ってるかどうかは、ぶっちゃけ解りません。
でもこう見えて私、炎上案件の経験を世に広め、1件でも少なくなればいいなって思いながら、いつも書いてるんです!
そんな訳で、今回はプロジェクトで、揉めたり炎上したりしたときに、実際によく出てきてた言葉をチョイスしてみました。

これ炎上案件でよく出てくるキーワードなんだ!
温度感
トラブルでこの用語がつかわれるときは、「怒りのレベル」で使われる事が多いです。
つまり、どれくらい熱くなってくるか?を把握するわけです。
温度感を把握した上での行動が、次のアクションの判断にはすごく重要です。
なのでトラブルが起きたら、まずお客様に状況を伺って探りをいれましょう。
そして何でもいいので、自分なりにレベルを付けて状況を把握するのが基本です!

・おこ(弱め)
・まじおこ(普通)
・激おこぷんぷん丸(強め)
・ムカ着火ファイヤー(最上級)
・カム着火インフェルノ(爆発)
責任分界点
単純に責任もって対応できるのはどこまでか?ってだけの話なのですが、これで揉める事って結構多いんです。
責任範囲がグレーなまま導入をしてしまうと、トラブルが起きた場合、こんなやり取りがおきます。

の対応となります。


御社の問題だろう?なんで対応できないんだ!

こんな状況ってみた事ありませんか?
こうなってしまうと、会社として対応できない事も、無理にやらなければいけなくなり、必要以上に責任を負ってしまいます。
そして、さらなるトラブルを生み、対応しきれなくて泥沼に陥るのがよくあるパターン。
防止策は、できるだけ早いうちに「対応できる範囲」の認識合わせを行う事です。
トラブルのタイミングでこれが明確化すると、後出しルールを押し付けられたみたいに相手が感じてしまい「激おこぷんぷん丸」になる可能性は高いでしょう。
(例)ラーメン屋コンサルの責任分界点

ラーメン屋がつぶれたぞ!どうしてくれるんだ!
アドバイスまでであり、成功を
保証するものではありません。

たまごニワトリ問題
これは、どっちを先にすべきか?っていう議論なんですが、一体どういう事なのでしょう。
例えばこんな状況
・会社としては社運をかけた案件
・製品の良さが伝わってお客様は超ノリ気
・リリース日を早められるなら買っても良い
・想定通り動くかは、テストしなければ解らない
・サービスの仕様でやりたい事ができるかは不明
こんな状況ってどこにでも、結構あると思うんです。
ではこちらを営業と技術の目線で見てみましょう。
営業目線

熱が冷めて案件ふっとんじゃうだろ!
取れる案件なんだからネガティブ
な発言やめてくれる。そんなのやってみなきゃ解らないだろ

頭を下げ続ける、我々営業の苦労を理解しもっと協力すべきだ。じゃないと会社潰れるぞ
技術目線

テストしないと誰も結果は解らない

こんな場合、貴方ならどちらを取りますか?リスク覚悟で契約を先にしますか?それとも、ロスト覚悟でテストを先にしますか?
貴方が営業なら、前者を選択せざるを得ません、技術なら後者を死守しなければならないでしょう。
このように、どちらを先に始めるべきかで揉める事を「たまごニワトリ」と呼びます。

因果性のジレンマと言われていて
2000年近く議論されているんだ。

って言う長年の議論
仕様です
ユーザーは不具合だと思っているが、ベンダーは仕様と言っている状態によく出てくるキーワード。
まぁ色々なケースはあるんですが、極端なケースで紹介します。



出来るようにしてほしい。
これが出来ないと困るんです。ここで通知ができないとかもはや不具合でしょ
しかしながら実装のお約束は出来かねます。


そして長い長い終わらない戦いが始まる・・
プロダクトは個別に仕様変更をしない事が基本です。
特にクラウドサービスは、すべての人が同じ仕様で利用します。
そのため、出来るだけ多くの人が利用できるように、汎用的な仕様で設計されています。
この仕様に合わせた運用で利用してもらうのが一般的な考え方で、仕様変更をしてしまうと、他の利用者が今まで通りやっていた事が出来なくなる事も考えられます。
そのため、開発者は仕様を変えるべきか?の判断をかなり慎重に行っています。
サポート相手にこんな事を言い続けても、きっと仕様を変えられる様な権限はありません。
サポートはビシッとできない事を伝え、仕様に対して怒ってるなら、謝り侍になるしかないです。
こんな事言ってるといつか消されるからこの話はこの辺にしておこう
ファクト・ファクトベース
事実・事実ベースみたいな意味です。
プロジェクトが炎上すると、何やっても失敗しそうなんで、事実を基に考えろって話が多くなります。
そんなときに、こんな感じで使ってくるやつがいます!

これについて私が言いたい事はただ一つ。
言い方「事実」じゃダメなんですか
以上
ハレーション
意味としては、周囲に悪影響を与える事。
利用例を記載します。まぁざっくりこんな感じです。
利用例1
炎上中の案件に怒りがこみ上げ、つい言った事がハレーションとなり、余計炎上した。
利用例2
腕利きのPMが突然退職した事がハレーションとなり、今年は炎上プロジェクトが続出した


最後に
炎上でまっさきにイメージするのは、睡眠不足じゃないですか?
どんなに精神力の強い人でも、肉体疲労がたまり続けると、ストレスではなく、肉体から精神をやられ心が折れてしまうそうです。
疲労はストレスではないので、趣味などで発散させる事はできません。
「疲労」を解決する有効な方法はただ一つ!睡眠時間を確保しちゃんと寝る事。
毎日終電土日も休まず、睡眠時間も確保できないほど働かされるって、今でもある話なのかは解りません。
もし、上記の話に心当たりがあるなら、今一度あなたの会社を俯瞰で見て下さい。
終電、土日休みなしで働かないと、回らない前提で働かされてませんか?
どこいっても同じだとか、根性などの精神論を持ち込まれ、今の状況を普通だと思いこまされていませんでしょうか?
いずれにせよ「帰れない」とか「休めない」が続くのは異常です。
なので、自分の身を守る為にも・・
辞める勇気も忘れずにいてください!
特に若い方!(おっさんはもうしょうがない)
若いうちに使える、プライベートの時間、仕事で経験できる時間、学べる時間には限りがあります。
ブラックな企業は単なる「失敗事例」の巣です。
結局「成功事例」ではないので、人生の役に立つ事は少ないです。
根性論や巧みな言葉に騙されて、あなたの時間を無駄にしないで下さい。
って事を・・この記事読んでたら、ふと思いました(笑)
※元自衛隊メンタル教官が教える 「折れてしまう」原因は、ストレスではなく◯◯だった
こちらは別にブラック企業の話ではなく、「心が折れる話」についてに書かれています。
こちらは、すごく共感できる部分が多かったので、この手の話が好きな人は是非読んでみてください!

