IT業界で使いそうな言葉その4

今回はIT業界で使いそうな言葉 第4弾です!


皆様いつもありがとうございます。おかげさまで、このシリーズもいよいよ第4弾となりました!

 

今回はプロジェクトで、作業の流れを決めるときなんかに使われそうな言葉をチョイスしました。

 

この辺はもしかすると、営業やプロジェクを動かす人の方が、使う機会が多いのかもしれませんね。

 

それでは今回もいつものノリで!


 

エスカレーション

 

クレームや、問い合わせの対応などでよく使われる言葉です。

 

例えば利用しているシステムで問題が発生して、問い合わせ先に連絡すると最初に対応してくれる人がいますよね。

 

しかし、高度な調査が必要な場合、最初の対応者だけでは対応しきれない場合があります。

 

そんなときは、もっと詳しい技術担当や、システムそのものを作った人に、問い合わせを引き継いだり、相談します。

 

これをエスカレーションといいます!


 

自分より詳しい人、すなわち上位の担当者に上がっていくので、エスカレーションなんです。


※中華風エスカレーション利用例

 

 

お客様:この店で一番うまいチャーハンを作ってくれ!金はいくらでも出す!

 
 

見習い料理人:料理長にエスカレーションします

 

サマリー

 

要約とか、概要とか、まとめって意味です。

 

例えば資料を作ったとします。

 

でも関係者の中には、資料を全部読まなくてもいい人や、全部読みたくない人もいるわけです。


サマリーとはそんな人への対策でもあります。

 

よく使われる方法としては、資料の最初のページなどに、要点だけをまとめた概要を書いておきます。

 

こうすると、最初のページだけ見れば、何が言いたいのか?や、結論を先に理解してもらう事ができますよね。

 

これがサマリーの目的です!


 

責任者の方は、全体を広く浅く、常に把握しなければならないので、サマリーがないと読んでもらえない事が非常に多いんです。

 

サマリーは視覚化すると一瞬で理解できるので、グラフで集約した形式などがよく使われています。

 

※ざっくりですがサマリの例

 

デプロイ

 

ステージング環境から、本番環境に環境を反映した事がある方は、とても馴染みのある言葉だと思います。

 

ざっくり解説しますと、例えばバグの改修や新機能を追加するときを連想してみてください。

 

例えば、実際に本番で使われてる環境を直接修正したら、どうなるでしょう?

 

実際に利用してるユーザーの皆様が、何かおかしくない?ってなると思います。


なので、修正するプログラムは、ステージング環境と呼ばれる別な環境で作ります。

 

完成したら、本番環境にデプロイ(展開)】して初めて利用できる様になるんです。

 

開発の人からの「デプロイ完了しました」は、大体「本番環境で利用できる様になりました」という意味だと思っていただければと思います!

 

※中華料理屋での「デプロイ」

 

 

見習い料理人:本番環境に私の考えたチャーハンをデプロイして欲しいです!

 
 

料理長:この程度の改修じゃデプロイは認めん!

 

バッファ

 

余力・余裕・ゆとりって意味でよく使われます。

 

例えば・・

 

  • この作業はバッファを持たせて3人でやろう
  • 作業日数を1日分バッファを持たせましょう

 

とかこんな感じで使うのが一般的。

 

※中華料理店での利用例

 

 

見習い料理人:バッファを持たせて長ネギ100本余分に買っておきましたー!

 
 

料理長:お前もうクビ

 

パラダイムシフト

 

海外のCEOが講演でよくこんな表現使ってる気がします。

 

パラダイムとはその時代の前提とか常識とかをいいます。

 

これがシフトするって事なので、私たちが「当たり前」って思ってる常識が大きく変わる事をいいます。


 

これを意識する事は会社が生き残っていく上ではすごく重要なんです。

 

時代に合わせて変化する事ができない企業は、ほとんど倒産しています。私の経験から見ても確かにその通りになっています。

 

でもね、でもですよ。この言葉を日本語のプレゼンで使っちゃうと、何かかっこいいけど、逆に解りずらくならないですかね・・。

 

プレゼンで初めてこの表現を聞いたとき、私こんな感じでしたよ・・・。


 

プライオリティ

 

優先度って意味です。昔に比べて今は、1人あたりが賄う仕事の量はかなり増えてる気がします。

 

その為、並列で沢山の仕事を動かさなければいけません。


その為、常に優先順位を意識した仕事を求められる事がとても多いんです!

 

例としては・・

 

  • この仕事はトッププライオリティでやれ
  • このタスクのプライオリティは?

 

みたいな感じで使います!

 

ちなみに、プライオリティの高い仕事ばかりやってると、低い仕事がいつまでたっても進まないのがプライオリティあるあるです。

 

なのでちゃんと調整しましょう!


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ブラッシュアップ

 

「今あるものをより良くする」って意味です。

 

例えばドキュメントのたたき台を作って「それをみんなでブラッシュアップしよう!」って聞くと、とても前向きに聞こえます。

 

ただ、現実問題、叩き台は作ってみんなに叩かれて・・叩かれて・・修正してを繰り返して、そんな事にもめげすに完成させていくもんなんで、なかなか辛いときもあります。

 

でも「自分は良いものを作っているが、さらに良くしてるんだ!」と思う様にしましょう。これこそがブラッシュアップの神髄です!

 

※前向きなブラッシュアップ利用例

 

今回チャーハンのネタ多すぎないか?

 
 

今後ブラッシュアップしていきます!

 

ボトルネック

 

例えばシステムが遅いなどの問題があったとき、そのとき原因の根本はどこにあるか?みたいなときに使います。

 

サーバーなのか?ネットワークなのか?サーバーだったらどこに問題があるのか?など根本の原因の事を・・

 

ボトルネックといいます!


 

言い方の例としては「システムの遅延のボトルネックはどこにあるんだ!」みたいな感じで、よく使われてます。

 

ここからは豆知識ですが、この言葉の由来は「瓶」なんです。

 

実は「瓶」は首が窪んでるおかげで水がドバドバでてこないのはご存じでしょうか?

 

逆に水をドバドバ出したい場合は、首の窪みを広げなければいけないんです。

 


つまり、瓶から水がドバドバ出ない理由は「首」が原因なわけです!

 

この「ボトル(瓶)ネック(首)に当たる部分を探せ!」というのがこの言葉の由来です。

 

例えば、さくさくデータが流れる筈なのに流れてない。

 

これをサクサク流れなくしてる【ボトルネック】はどこなんだ?探せ!

 

これがボトルネックの意味です!


 

落としどころ・折衷案

 

プロジェクトを進める人も営業もエンジニアも、何だかんだいってみんなこの仕事が一番多いんじゃないでしょうか。

 

これを繰り返してやっと「完成」にたどり着くのだと私は思っています。

 

では、どうしてこういう流れになるのでしょう?


 

それは、いくら優秀な専門家が集まって、ちゃんと設計してプロジェクトを進めても、どうしても「想定外」が出てしまうからなんです。

 

それが後へ引けない段階で発覚すると、急遽、仕様変更やスケジュールの引き直しなど、対策を考えなければいけません。

 

お客様は想定通りの事ができなくなるので、不安になり温度感が高くなります。


 

ベンダー側は作業の後戻りはできないし、そもそも想定外の状況なので、想定された通りには作れない事が確定してます。

 

こんな、八方ふさがりの状況になったらどうしましょう?

 

こうなってしまうと、ひたすら出来ませんってあやまっても、怒って無理難題をぶつけあったところで何も解決しません。

 

有効な方法は、正直にお互いの状況を共有しあう事、別な方法で目的を達成するには「お互い何をどこまでできるのか」を話しあう事です。


 

そこから、折り合いをつけて方針を決める事を「落としどころ」とか「折衷案」と呼んでます。

 

プロジェクト慣れしているお客様ですと、この流れが作りやすいですが、お客様が不安になり怒っちゃうケースも当然多いです。

 

この場合は、まず不安要素を話してもらって、不安を発散させてあげましょう。


経験上、不安が発散して落ち着けば、交渉が可能になるケースが多いです。

 

もう1つのポイントとして、温度感が高くなったときメールだけでやり取りをすると、お客様の不安が増して炎上しやすいです。

 

少しでも温度が高くなっていくのを感じたら、恐れず電話に切り替えるか、関係者を集めミーティングを開きましょう!

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