今回はIaaSについてのお話です!
IaaSのお話は、前提として「ハードウェア・OS・ミドルウェア・アプリケーション」を理解する必要があります。
自信のない方は、過去に書かせていただいた、記事がありますので、こちらを読んでみてください!
IaaSってどういう意味ですか?
まず、IaaSってどういう意味なんでしょう?
呼び方は、通常イアースなんて呼ぶ方が多いです。アイアースって呼んでる人もたまにいますね。
IaaSとは【Infrastructure as a Service】の略。
Infrastructure(通称インフラ) は産業基盤という意味です。
更に言うと、IT界隈で言う産業基盤とは、サーバー、ストレージ、ネットワーク機器を指すんですね。
IaaS =【Infrastructure as a Service】とはつまり・・
クラウド上で「ITインフラ」を提供しますよ!って事なんです!
IaaSの階層
IaaSは、階層で表すと、ハードウェアとOSの部分までをサービスとして提供しています。
「サーバにOSがインストールされた状態」までをクラウド上に用意しておいて、これをインターネット経由で貸し出してるイメージですね。
この環境に、リモートでアクセスしたり、ブラウザ上のコンソール画面から操作したりして、サーバを利用するのが、よくある使い方です。
IaaSがなかった時代はどうしてた?
IaaSが無かった時代は、沢山のサーバーやネットワーク機器を物理的に購入してました。
そしてこれらを、データセンターに設置して、全てのサーバーにOSのインストールをして、インフラ環境を作っていたんです。
こういったクラウドを使ってない自前の環境を・・
オンプレミスといいます!(クラウドの反対語)
IaaSのメリットは?
サービスによって異なる場合もありますが、IaaSの場合は以下の様な構成が可能です。
- 最初にCPUやメモリやHDDやSDDを指定できる
- ファイヤーウォールやロードバランサーも提供される。
- OSもサーバー作成時に選択可能
その他のメリットとしては、通常、物理サーバーを購入した場合、発注して届くまでかなりの時間がかかるんです。
IaaSの場合は、スペックを指定して、契約後すぐにサーバを割り当ててくれるので、すぐにサーバーが利用可能になるのが、大きな特徴。
しかし、これらよりも大きなメリットは、自前でサーバーを持たなくても良い事ですね!
サーバーを自前で持つと、サーバーがダウンしない様に、全力で保守しなければなりません。
更にこれが、24時間365日の保守だと、割り当てる人件費も半端ないです。
コスト削減しまくった中途半端な保守なら、IaaS借りた方がよっぽどいい、なんて考え方も最近では普通になってきました。
こんな使われ方もしてるらしい
エンジニアに検証用でIaaSのサーバーを提供してる会社も結構あるみたいです。
環境を提供してもらえると家で勉強したり現場で検証したりできるのでいいですね。
ただ、IaaSは稼働中にかかる、リソースの利用料が課金対象となるサービスが多いです。
なので、使い終わったら必ず電源を切っておけ!みたいな事をきっと言われてると思います。
最後に
Iaasについてご理解いただけましたでしょうか?
気軽にいつでもサーバーが利用できるようになったのは、すごく便利な進化だと思います。
今どきの方は信じられないかもしれませんが、昔はやっすい中古のサーバーをわざわざ買って勉強してたんです・・。
一応保守が付いてるので、故障すると、保守員が自宅まで、部品交換しに来てくれるようなサーバーもありました。
なんか今考えるとすごい時代でしたね!
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