最近人気のポジションPdm!PMとは違うの?

 

今回はPdmのお話です!

最近SaaSの市場で、Pdmというポジションが人気急上昇中なのはご存じでしょうか?

 

PMというポジジョンは前からあるけどPdmってPMとは違うの?

 

Pdmとはどんなポジションで、どうして人気なのか?

 

この辺のお話を・・

 

今日は語りたいと思います!


 

Pdmってそもそも何?

 

Pdmは「Product Manager」の略。

 

PMという表現をされる方もいますが、Project Managerと勘違いされるので「Pdm」という表現がよく使われています。

 

Pdmを簡単に言うと、プロダクトの開発から販売までの管理をする、責任者だと思っていただければ。

 

ポイントになるのは「販売」までを管理するという部分。

 

ただプロダクトを作るのではなく、市場価値、顧客のニーズを俯瞰でとらえ、技術的な可否を判断し戦略的に成長させていく。

 

要は顧客のニーズを満たせるものを的確に作る事が、Pdmの役割と責任!

 

何となくよさげなプロダクトを作るんじゃなくて、価値があって売れるプロダクトを作る!

 

これがPdmに求められてる役割なのです!


 

PMとPdmの違いってなに?

 

この2つの言葉は似ていますが、実は役割は大きく異なります。


 

PM(プロジェクトマネージャー)の役割

 

PMの管理する対象は「プロジェクト」なので、プロジェクトを成功させるための管理が中心となります。

 

  • 作業項目の洗い出し
  • 人的リソースの配分
  • スケジューリング
  • その他プロジェクトの調整


 

そして、この部分を明確化し、ステークスホルダーと共通認識がズレないよう進めるのが基本です。

 

  • When(いつまでに)
  • Who(誰が)
  • How(どうやって作るのか)

 

Pdm(プロダクトマネージャー)の役割

 

プロダクトマネージャーの役割は一言で言うと、「プロダクトの価値を磨き続けること」なので「プロダクトの成長」に関わるものが管理対象となります。

 

ポイントとなるのは、管理の対象は「プロジェクト」ではなく「プロダクト」である事です。

 

例えば、管理する範囲はこんな感じです。

 

  • 顧客の満足度を上げるには?
  • 想定した使い方で使われてる?
  • 販売戦略の計画と実行
  • その他仕様や機能の調整


 

そしてPdmの場合は、プロダクトの以下を明確化し、方針を決め実行していく事が基本です。

 

  • What(何を作るのか)
  • Why(なぜ作るのか)

 

こうやって比べてみると全然違う事が解るでしょ?

 

Pdmに必要なスキルは?

 

Pdmは、開発視点・コミュ力・マーケティングスキルを統合した、広い視野と考え方が必要になります。


 

スキルの幅が広すぎて定義も難しいため、資格試験がないなんて噂もあったり・・。

 

開発視点

 

まず1つ目の開発視点として、プロダクトはユーザーが実際に目にして体験する部分が重要です。

 

そのためUI / UXの知見などが重視されます。

 

ここが弱いと、操作性や心理的な要素で他のプロダクトに負けてしまう事になります!

 

また、開発の経験が少しでもあれば、ユーザーからの要望を通すときに、どのような仕様にすれば要望を実現できるか?

 

この辺をスムーズに伝える事ができます。


逆に開発の基本的な考え方を理解しないまま要望を聞くと、お客に言われたものを、ただ実装しようとする「御用聞き」になりやすい傾向があります。

 

御用聞きでは、お客の正しくない意見も鵜呑みにして、プロダクトの方向性を間違えてしまう事に繋がりかねません。

 

どういう事なのか知りたい方は過去にこんな記事を書いたので読んでね!

 

※なぜ開発に要望が伝わらないか?
https://yossy.tech/2022/03/21/fb/

 

コミュ二ケーション能力

 

まずコミュニケーション能力は一番必要になる部分です、多くの人が集まると、ざまざまな視点・意見・利害関係が発生します。

 

なので「決め」がまったく進まないなんて普通にあるので、こんな状況でも話をまとめて進めていける、ディレクションスキルや強いリーダーシップが必要です。

 

こんなとき、もしPM(プロジェクトマネージャー)の経験があるのなら、Pdmになったときに経験を活かせるかもしれません。

 

お客から吸い上げた要望を開発に伝えて、実装までもっていくのは、実は簡単そうで難しいのです。


 

マーケティングスキル

 

市場で求められている事や、外的要因・内的要因・製品の強みや弱み、これらを意識した分析力が必要です。

 

市場価値がないもの、強みがない製品は売れません。

 

なので市場を意識した分析力、顧客へのヒアリングなどの調査力、これらマーケティングの情報から、ニーズを見極めてゴールを設定する力が求められます。

 


 

Pdmはどんな人がやってるの?

 

Pdmはいまのところ、技術・営業・マーケティング・PMなど幅広い経験をされた方が多いようです。

 

もちろんPdmはそんな人ばかりがやってるのでありません。例えば・・

 

技術経験のあるPMが、マーケティングの知識を学びPdmになったり

 

開発の責任者が市場を意識しつつPdmになったり

 

マーケティングの人がより詳細なUI/UXを学びPdmになったりなど・・


 

得意分野を活かしつつ、守備範囲を拡張しながら勝負する人がいたりなど様々です。


 

なぜPdmが必要なのか?

 

例えばSaaSの市場は、競合がものすごく多い上に、VUCAの時代と言われている事も相まって、ニーズの変化も昔に比べ早いのです。

 

VUCAについては過去ここに書いてるから良かったら参考にしてね!

https://yossy.tech/2021/08/14/vuca1/

 

なのでプロダクトも、時代に合ったニーズを満たせるよう、素早く進化する事が求められています。

 

でも進化させろと言われても、何をどうしたらよいか?本当に正しい答えなんて誰も解りません。


こんな状況だからこそ、情報を集め試行錯誤を繰り返し、どこよりも早くプロダクトを成長をさせなければ、競争力で負けてしまいます。

 

特に今はその傾向が強くなってきたため、プロダクトに特化した「責任者」の役割が必要なのです。


なので今では人気職となり、あちこちでPdmの募集が出ているような現状になっているのではないでしょうか。

 

ちなみにPdmは別名「mini CEO」って言われてるくらい、経営を大きく左右するポジションであるとも言われています!


 

最後に

 

規模の小さい会社って、少人数でやられるケースが多いので、1つの役割よりも、開発しながらPMとか、営業しながらマーケの戦略を立てるとか、複数の役割を兼務する事が多かったりします。

 

実はこの人たちって、複数のポジションを組み合わせた、複合的な知見を持っています。

 

実際、そんな経歴を持つ方に「Pdmやってみない?」みたいなお声がかかるケースが、最近増えてきてるようです。


 

それくらい企業が必要としているポジションではあるのですが、まだまだITの世界では歴史も浅く、Pdmの熟練者は少ないため、手探りな状態であるとも聞いています。

 

1つのスキルに特化しているよりも、色々なことを経験されているのであれば、もしかしたらその複合的な知見、Pdmで開花するかもしれません。

 

そんな方はぜひキャリアパスの1つとしてPdmを・・

 

検討してみるのはいかがでしょう?


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