今回はPDCAの大事な話!
最近はどこいってもPDCAが出てくるので、今さら説明の必要はないかな?なんて思っていたので、今まで記事にはしていませんでした。
ただPDCAについてこの前noteで記事を書いたら、結構反響が大きかったので、改めてブログ版の記事を作ろうと思いました。
今回書かせていただく内容は、もしかしたら何かの参考になるかもしれないので・・
暇つぶしに読んでみて下さい!
PDCAはどんな時に役立つ?
PDCAってビジネスの万能薬みたいに言われてるので、どこへ行ってもPDCAを回せ!みたいな話が必ずと言っていいほど出てきます。
変化の多いプロジェクトの起動修正、課題が多い業務の改善、時代に取り残されないための改善・・などなど様々なシーンでPDCAは活用されています。
改善が適切ではないケース
ただ、PDCAを回し続けても「改善」が適切でないとあまり効果が出ないんです。
例えばよくある話ですが、営業が会社訪問をしても、全然商談に繋がらないケースがあったとしましょう。
もっと商談に繋がる件数を増やそうと思い「訪問件数を2倍」にしました。
でも結果がでなかったので、更に改善して「訪問件数を3倍」にしました。
しかし・・訪問件数を増やしても、成果はまったく変わりませんでした。
なぜ成果がでなかったのでしょうか?
この失敗から学ぶ教訓は、商談に繋がらなかったのは「訪問件数が少ない事」が原因ではなかったという事。
でもそれに気付かず、訪問件数だけを増やし続けた、つまり・・
改善策が適切ではなかったんです!
いやいや、冷静に考えたらそんなの普通気付くだろ?・・と思う方もいらっしゃるかもしれません。でもね・・
これやってる会社、普通にたくさん見ましたよ
振り返ると、これはPDCAどころか、単なる気合と根性の世界だったのかもしれません。
これもそれに近い話かも?
私がエンジニアだったころ、上記に類似した話でこういうのもありました。
よく現場猫でパロディ化されてますけど、システム運用の方は、実際にこういう経験あったりしませんか?
①ある日、ヒューマンエラーが起きた
②再発防止策でダブルチェックをします!
③でも、また起きた・・(涙)
④再発防止策でトリプルチェックします!
結局こうなった・・
PDCAで大事なのは、サイクルを回す事よりも、課題を明確にして、適切な改善策を見つけ出す事です。
でももっと重要なのは、実施した改善策によって、別な問題が発生してないか、ちゃんと考える事!
こちらを立てればあちらが立たずみたいな事って、結構起きるので警戒しておきましょう。
数値化できないものはどうすれば?
改善策を考えるときに、数値化できない場合は効果が見えにくいかもしれません。
この場合は、ぶれないようにゴールを定義し、AがダメならBを試す・・を繰り返すのが良いと思います。
特にチームでPDCAを実施する場合は、認識合わせとディスカッションを繰り返し、次の打ち手を考える事がカギとなります。
最後に
今回の内容を最後にまとめると、PDCAは回す事よりも、適切な「改善策」を定義する事が大事です。
次のサイクルを回す前に「打ち手」が本当に有効か?再度考えてみましょう。
最近は結果を出す以上に、この仕組み作りを求められる機会が多くなりました。
もしかしたら、スポットとしての成果ではなく、継続できる成果を求められる時代なのかも?
余談ですが、ベンチャー企業は、高速でPDCAを回し業務を作っていくケースが多いです。
なので、ベンチャー企業に入るとPDCAの実践経験が積めますよ!